宇治上神社は、世界遺産の神社だが佇まいは地味
 
 
[営業情報]
閉門日
無休
拝観時間
9:00~16:30
拝観料
無料
リンク
 
 
休日カレンダー
[ピックアップイベント]
       
   
   
   
[写真]
 
  
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[アクセス]
最寄駅
京阪本線:宇治(徒歩10分) JR奈良線:宇治(徒歩20分)
駐車場
住所
京都府宇治市宇治山田
TEL
0774-21-4634
地図
[コメント]
・宇治上神社(うじがみじんじゃ)は、宇治川東岸、朝日山の麓にある古社。菟道稚郎子(うじのわきいらつこ、応神天皇の皇子)を祀ったのがはじまりといわれる。祭神は菟道稚郎子、応神天皇、仁徳天皇(応神天皇の皇子、菟道稚郎子の異母兄)の3神。応神天皇は実在したとすれば、4世紀の人物。
・江戸時代までは南西側に隣接する宇治神社とは二社一体の関係で、宇治離宮明神という名前だったが、明治に入って分離した。離宮上社が宇治上神社となり、離宮下社が宇治神社となった。宇治神社の祭神は菟道稚郎子のみ。離宮というのは応神天皇の離宮の意味。菟道稚郎子はその菟道宮(うじのみや)に住んでいたという。菟道宮の跡に神社が建立されたとすれば4世紀の創建ということになるが、明らかではない。
・本殿(平安後期築)と拝殿(鎌倉前期築)は国宝(建造物)。また境内にある摂社の春日神社本殿は重要文化財(鎌倉後期築)。宇治上神社は、世界遺産 古都京都の文化財でもある。ちなみに隣の宇治神社の本殿(鎌倉後期築)は重要文化財。
・本殿は平安時代の建築で、神社建築では日本最古の遺構。境内に入ったとき手前の大きな寝殿造り風の社殿が拝殿。後ろのやや小さい建物が本殿。本殿の内部は左殿・中殿・右殿が並立している特殊な構造。本殿中央の中殿に応神天皇を、向かって右側の左殿に菟道稚郎子を、左側の右殿に仁徳天皇を祀っている。
・11世紀に藤原氏が宇治川の対岸に平等院を建立後は、その鎮守社となった。藤原氏の崇敬を受けたことが、立派な社殿の建造と維持につながり、現在まで保存されたと考えられる。
・すぐ近くに宇治市源氏物語ミュージアムがある。ミュージアムに向かう道筋(さわらびの道)の途中に大吉山風致公園への登り口がある。大吉山は朝日山の北側の標高131mの山。頂上近くの標高約100mの展望台から西方に平等院など宇治市内を一望する。
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[菟道稚郎子]
・菟道稚郎子は、第15代応神天皇の皇子。応神天皇の母は三韓征伐で知られる神宮皇后。菟道稚郎子は皇太子になったが即位はせず、異母兄の大雀命が第16代仁徳天皇となった。宇治上神社は、菟道稚郎子の宮跡とされている。
・菟道稚郎子の墓は、日本書紀では菟道山上と記されている。江戸時代には宇治上神社の東側後背の朝日山(標高124m)が墓所とみなされた。明治に入って宮内庁は、宇治川下流東岸の浮舟の杜と呼ばれる低い丘を墓に比定した(宇治観光地図参照)。ちなみに朝日山にも浮舟の杜にも古墳は存在しなかった。
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