休日カレンダーに付記した国民の祝日、伝統的な年中行事、季節イベント、都道府県の日、記念日の説明
祝日・行事名称 日付 由来・意味・特徴
元日 1月1日 元日(がんじつ)は暦(こよみ)の1年の最初の日。祝日。元は「はじめ」の意味。元旦とも言う。旦の字は太陽が地平線から現れている様を表しているように朝のこと。元旦は元日の朝が直接的な意味だが、1年の朝と意訳すれば元日のこととも取れる。
成人の日 1月の第2月曜日 成人の日(せいじんのひ)は、大人になったことを自覚し、またその新成人を祝う日。祝日。地域の自治体で成人式が行われる。成人式の対象は前年の4月2日からその年の4月1日までに20歳になった者。民法が改正されたため、2022年4月1日から成年年齢が20歳から18歳に変わる。したがって2022年4月1日時点で18歳または19歳だった者は4月1日当日に成人になる(ジャンプする)。成人の日は、1999年までは1月15日に固定されていた。
節分 立春の前日(2月3日前後) 節分(せつぶん)は、暦の上で春になる立春(りっしゅん)の前日。本来四季の始まりの日の前日はすべて節分であるが、春だけが旧暦新年に近いこともあって定着した。「豆まき」が厄除け行事として、神社仏閣や子供のいる各家庭で行われる。
建国記念日 2月11日 建国記念日は日本の建国を祝う日。祝日。ヤマト王権の初代・神武天皇の即位日(紀元前660年旧暦元旦)が新暦2月11日にあたるとされた。日本書紀(720年成立)の記述を基にして設定した、神話による記念日だが、8世紀の文献の記述から具体的に算出推定できる点は驚きである。
バレンタインデー 2月14日 バレンタインは3世紀のローマ帝国のキリスト教司祭の名前。バレンタインデーは、西洋では古くから男女を問わず、恋人にプレゼントを贈る日として定着している。日本では、チョコレートメーカーとデパートなど小売業者の宣伝告知によって1970年代から広まった。「女性から意中の男性にチョコレートを贈る」ことが基本形だが、チョコレート以外の物も(併用して)贈られるようになっている。義理チョコという言葉も一般化した。
ひなまつり 3月3日 雛祭り(ひなまつり)は、女児の成長と健康を願う日。もともと3月3日は5節句の一つである上巳の節句(桃の節句)。人の形に切り抜いた紙を川に流す御祓いの行事から、雛人形を飾る風習に転じた。5節句は縁起の良い奇数日の重なる日で、人日(じんじつ)の節供(1月7日)、上巳の節句(3月3日)、端午(たんご)の節供(5月5日)、七夕(しちせき)の節供(7月7日)、重陽(ちょうよう)の節供(9月9日)の5日。重陽の節供は廃れたが、一部地域では菊の節句として菊酒を飲み、栗飯を食す風習が残っている。
ホワイトデー 3月14日 ホワイトデーは、バレンタインデーの1ヵ月後に、バレンタインデーのお返しを行う日。日本の菓子製造業者と小売販売業者によって作り出された日。
春分の日 春分日(3月20日前後) 春分の日は、昼夜の時間が同じになる日で国立天文台が算出する。祝日。日本では3月19日~22日のいずれか。
エイプリルフール 4月1日 エイプリルフールには、嘘をついても良いという風習がある。世界の大手マスコミも大掛かりなフェイクニュースを流すことがある日。
花まつり 4月8日 4月8日は、お釈迦様の誕生日。仏教行事の一つ。花まつり(護国寺、池上本門寺、川崎大師、新勝寺、延暦寺ほか)、灌仏会(かんぶつえ、増上寺、西新井大師ほか)、仏生会(ぶっしょうえ、浅草寺、東大寺ほか)、花会式(はなえしき、薬師寺ほか)、誕生会(寛永寺ほか)、仏誕会(ぶったんえ、法隆寺、宝山寺ほか)など寺によって呼び名はまちまち。一般向けの行事を行うか否かも、またその内容も寺によって異なる。
昭和の日 4月29日 昭和の日は、激動の昭和時代(1926年12月25日-1989年1月7日)の記念日。祝日。1988年までは天皇誕生日。1989-2006年の間はみどりの日。
憲法記念日 5月3日 憲法記念日は、日本国憲法の施行記念日。祝日。
みどりの日 5月4日 みどりの日は自然に親しむ日。祝日。もともと祝日ではなく日曜日に当たる年以外は、ゴールデンウィークは飛び石連休になることが普通だった。1973年に振り替え休日の制度が導入されてから以降は、前日の憲法記念日が日曜日に当たった場合にも休日となり、5月3日から5日まで3連休となる機会が増えた。祝日法の改正により、1986年からは祝日と祝日に挟まれた日は休日になり、3連休が確定した。一方、1989年に天皇誕生日は4月29日から12月23日(平成天皇誕生日)に移動したが、4月29日をみどりの日に改称して祝日のまま継続した。2007年に祝日法が改正施行され、4月29日は昭和の日の祝日となり、休日だった5月4日にみどりの日が移動して祝日となった。5月4日は平日から休日、休日から祝日に成り上がった出世日である。
こどもの日 5月5日 こどもの日は、端午(たんご)の節句の5月5日。祝日。五月人形(武者人形や兜)を飾ったり、こいのぼりを庭に掲げたりする。
母の日 5月第2月曜日 母の日は、母親に感謝する日。カーネーションを贈るのが一般的。
国際博物館の日 5月18日 国際博物館の日(International Museum Day)は、博物館の国際組織である国際博物館会議が1977年に制定した博物館の記念日。東京関西で一部の博物館・美術館等が無料公開や記念品プレゼントを実施している。
横浜開港記念日 6月2日 横浜開港記念日には臨港パークを中心に横浜開港祭が催され、横浜市立の学校は休校になる。実質的な横浜市民の日と言える。市内の文化施設・レジャー施設も多くが無料公開されるが、高校生や中学生以下に限定する場合が多い。
環境の日 6月5日 環境の日は、自然環境の保全の重要性を認識する日。6月は環境月間。
千葉県民の日 6月15日 千葉県民の日は、1873年に千葉県が誕生した記念日。県内の公立の学校は休日になる。千葉県全域で様々なイベントが催される。無料開放される公共施設が多く、民間施設でも割引優待するところがある。
父の日 6月第3月曜日 父の日は、父親に感謝する日。
夏至 6月21日前後 夏至(げし)は、北半球で昼が最も長くなる日。
大祓 6月30日 大祓(おおはらえ)は、6月と12月の晦日(みそか)に神社で行われる、穢れを祓う行事。6月の大祓を夏越(なごし)の祓と呼び、茅の輪くぐりを行う茅の輪を設ける神社もある。12月の大祓を年越しの祓と呼ぶ。
七夕 7月7日 七夕(たなばた)は、短冊に願い事を書いて、笹竹に結び付ける年中行事。旧暦7月7日(7月6日深夜)に天の川を挟んで織姫星(琴座のベガ)と彦星(鷲座のアルタイル)がよく見えたため、年に1回だけ会える物語が生まれた。大都市部では大きくきらびやかな七夕飾りを並べた商店街の集客イベント。七夕まつりは全国各地で催されるが、仙台、平塚、一宮などがよく知られている。旧暦に準拠して8月上旬開催のまつりが多い。7月7日は5節句の一つである七夕(しちせき)の節句。平安時代、7月7日に織女祭が織部司(おりべのつかさ、織物の役所)の行事として行われた記録がある。奈良時代に編纂された万葉集に、七夕を詠ったとされる和歌の数は130を超えるといわれる。それらの歌に彦星、織女、天の川といった単語はよく出てくるが、七夕という言葉は見当たらない。ただし織女は「たなばた」、または「たなばたつめ」と読めることから、たなばたの読みが織女祭を行う七夕に当てられた可能性がある。
海の日 7月第3月曜日 海の日は、海の恩恵に感謝する日。祝日。
山の日 8月11日 山の日は、山の恩恵に感謝する日。祝日。
お盆 8月15日 お盆は先祖の供養を行う日で、お墓参りをする人が多い。お盆前後に夏季休暇を設ける企業は多く、都会から出身地に帰省する人が多い。奈良公園では大文字送り火が行われる(京都五山送り火は16日)。8月15日は終戦記念日でもあり、日本武道館で全国戦没者追悼式が実施される。
防災の日 9月1日 防災の日は、自然災害について改めて認識する日。この日を含む防災週間には全国的に防災訓練が行われる。9月1日の日付は1923年9月1日に発生した関東大震災にちなむ。
敬老の日(東京)(関西 9月第3月曜日 敬老の日は、老人を敬愛し、長寿を祝う日。祝日。2002年までは9月15日に固定されていた。2003年から9月15日は老人の日となり、9月15日から21日までの1週間は老人週間となった。毎月の第3月曜日は15日~21日のいずれかであるので、敬老の日は老人週間に必ず含まれるわけで、年によっては老人の日と一致する。
空の日 9月20日 空の日は、航空PRの日。9月20日~30日は空の旬間。空の旬間前後に全国各地の空港や関連施設でイベントが開催される。
秋分の日 9月23日前後 秋分の日は、昼夜の時間が同じになる日で国立天文台が算出する。祝日。日本では9月22日~24日のいずれか。
都民の日 10月1日 都民の日は、東京都民が自治意識を高める記念日。都内の公立学校は休校となる。都立の文化施設、動物園、庭園などは無料公開される。民間施設でも割引優待を行うところがある。
KOBE観光の日 10月3日 KOBE観光の日は、神戸観光をPRする日。神戸市内の観光施設で無料開放やイベントが実施される。市民の日と地域観光促進を兼ね合わせた日。
体育の日(スポーツの日) 10月第2月曜日 体育の日は、スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう日。祝日。2020年からスポーツの日に改称する。
鉄道の日 10月14日 鉄道の日は、鉄道の記念日。元は国鉄(JRの前身)の鉄道記念日。日比谷公園の鉄道フェスティバルをはじめ、各地でイベントが開催される。JR各社は秋の乗り放題パスを発売する。
千葉市民の日 10月18日 千葉市民の日は、千葉市民が市への愛着と誇りを持つように制定された。千葉県民の日と異なって公立学校は休校にならない。そのため千葉市民の日当日に加えて、直近の土日を無料公開する文化・スポーツ施設が増えている。
ハロウィン 10月31日 ハロウィンは、西洋の風習の一つ。アメリカでは子供が仮装して近所の家を回ってお菓子をもらうお祭り。日本では1997年からはじまった、ラチッタデッラを中心とする川崎駅一帯と東京ディズニーランドでのハロウィンイベント(パレード)が先駆け。その後アミューズメント施設や商業施設がクリスマス前の集客イベントとして利用するようになり、徐々に一般に浸透した。2010年代に入って渋谷などに若者が自然発生的に集まるようになり、街全体がコスプレ会場するようになった。ゴミ・喧嘩・痴漢などの問題が生じており、転機を迎えている。
文化の日 11月3日 文化の日は、自由と平和を愛し文化をすすめる日。祝日。文化勲章の親授式が行われる。入場無料となる国立の文化施設がある。
関西文化の日 11月第3土日 関西2府8県の文化施設(博物館・美術館など)の多くが入館無料になる日、ただし11月中のその他の日の施設もある。
勤労感謝の日 11月23日 勤労感謝の日は、勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日と祝日法にある。11月23日は新嘗祭(にいなめさい)が宮中と全国の神社で行われる日でもある。
映画の日 12月1日 映画の日は、映画の記念日。毎月1日をファーストデイとして1100円に割引し、12月1日を映画の日として1000円に割引する映画館が多い。
冬至 12月22日前後 冬至(とうじ)は、北半球で昼が最も短くなる日。
クリスマス 12月25日 クリスマスは、イエスキリストの誕生を祝う日。日本では、クリスマスプレゼントを贈り、クリスマスケーキを食べ、クリスマスイルミネーションを楽しむ日。
大晦日 12月31日 大晦日(おおみそか)は、12月31日。神社では大祓が行われ、寺院では除夜の鐘が108回つかれる。大晦日の夜から正月三が日にかけて神社仏閣に初詣する人が多い。大都市圏の鉄道は大晦日に終夜運行する。
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