東寺(教王護国寺)は真言宗総本山
 
 
[営業情報]
閉門日
無休
開門時間
5:00~17:00
拝観時間
金堂、講堂:8:00~17:00
宝物館、観智院:9:00~17:00
拝観料
境内無料(境内の東南部分が有料エリアで五重塔と日本庭園がある)
金堂・講堂(非公開文化財特別拝観時以外):大人500円 高校生400円 中学生以下300円
観智院(通年):大人500円 中学生以下300円
共通券(金堂・講堂・観智院):大人800円 中学生以下500円
宝物館(春・秋公開):大人500円 中学生以下300円
共通券(金堂・講堂・観智院・宝物館):大1000円 中学生以下500円
非公開文化財特別拝観時 金堂・講堂・五重塔初層:大人800円 中学生以下500円
非公開文化財特別拝観時共通券(金堂・講堂・観智院・五重塔初層・宝物館):大1300円 中学生以下800円
リンク
 
 
休日カレンダー
3月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
 
4月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
 
[ピックアップイベント・年中行事]
   
年間行事
   
・1/1-5初詣
・1/3修正会 13:00~牛玉宝印授与、於:御影堂
・2024/1/6-3/18 第58回京の冬の旅 文化財特別公開
五重塔、800円
・1/21初弘法
・2/3 星祭り(節分会)
・2024/3/16-4/14夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間拝観)
18:00~21:30、1000円
高さ13mの不二桜(枝垂れ桜)がある
・2024/3/20-5/25宝物館春期特別公開
・3/21春彼岸会
・4/21正御影供(しょうみえく)、4/21(旧暦3/21)は弘法大師空海の命日
・2023/4/29-5/7金堂・講堂夜間特別拝観
・2023/4/29-5/25五重塔初層の特別公開
・2024/4/27-5/6令和6年度春季非公開文化財特別拝観(全体では2024/4/27-6/16、京都古文化保存協会主催、上賀茂神社下鴨神社知恩院東寺五重塔、松尾大社、伏見稲荷大社、石清水八幡宮ほか)
1ヵ所1000円、中高生500 円、東寺五重塔は大人800円高校生700円中学生以下500円
・5/3 稲荷還幸祭 伏見稲荷の神様(神輿に乗ってる)を出迎えて神供を修し その後神輿は京都市内を巡行して伏見稲荷大社に戻る。
・6/15降誕会(ごうたんえ)、774(宝亀5年)/6/15が空海の誕生日とされている
・8/15万燈会・盆踊り大会  18:00~、盆踊りへの参加・観覧自由
・9/20-26秋の彼岸会 (大日堂)
・2023/9/20-10/8秋期特別公開、1000円(金堂・講堂・宝物館・観智院)
・2023/10/9-31真言宗立教開宗1200年記念特別拝観「東寺のすべて」
9:00~17:00、2000円(スマホによる音声ガイド利用可能、金堂・講堂、五重塔初層、御影堂、灌頂院、食堂、宝物館、観智院)
・2023/10/9-31土門拳東寺写真展
・2023/11/1-25秋期特別公開、1300円(金堂・講堂・宝物館・観智院・五重塔初層)
・2023/11/26-12/10 1000円(金堂・講堂・観智院・五重塔初層)
・2023/11/1-12/10紅葉ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観、17:15~21:30、1000円
・12/21終弘法
定例行事
・毎日 生身供(しょうじんく)
 
・毎月1日 大般若会
・毎月弟1日曜 骨董市
・毎月21日 御影供
・毎月21日 弘法市
都七福神めぐり
・七福神は京都では、京都ゑびす神社(ゑびす神)、妙円寺(大黒天)、東寺(毘沙門天)、六波羅蜜寺(弁財天)、赤山禅院(福禄寿神)、行願寺(寿老神)、萬福寺(布袋尊)に祀られている。都七福神を祀る社寺をお参りすると福が得られると(特に1月)という。東寺の毘沙門堂は、大師堂(西院御影堂)の前にある。毘沙門天の御朱印は食堂内の納経所(朱印所)で授与している。国宝の毘沙門天があるが、宝物館に安置されているので正月は見られない。
   
過去の大型イベント
   
・2021/8/6-9/19チームラボ 東寺 光の祭 - TOKIO インカラミ
ライトアップイベント、大人1600円~、日付け指定制
[東寺および空海年表]
・774年 佐伯眞魚(さえき の まお、後の空海)生誕。
・794年 桓武天皇が平安京に遷都。
・796年 羅城門の東側に東寺の造営を開始。
・804-806年 空海(くうかい)が唐に留学。
・816年 空海が嵯峨天皇から高野山を賜る。819年伽藍の造営に着手。
・823年 空海が嵯峨天皇から東寺を賜る。講堂の建造に着手。
・835年 高野山で空海没、享年62歳。
・883年 東寺五重塔(初代)完成。
・921年 空海が醍醐天皇から弘法大師の諡号を賜る。
・1197年~ 仏師・運慶一門が諸像の修復に着手、1233年弘法大師の坐像(大師堂に安置されている国宝)が完成。
・1336年 足利尊氏が東寺に陣を置き、新田義貞と戦う。
・1486年 文明の土一揆で金堂、講堂、南大門などを焼失。
・1491年 講堂再建(現存)。
・1568年 織田信長が足利義昭を奉じて入京、東寺に陣を置く。
・1603年 豊臣秀頼により金堂再建(現存)。
・1644年 東寺五重塔(弟5代現存)竣工。
・1897年 五重塔・金堂が重要文化財に指定される。
・1952年 五重塔が国宝に指定される、1953年金堂が国宝に指定される。
・1994年 ユネスコの世界遺産 古都京都の文化財に登録される。
[写真]
 
  
[スポンサード リンク]
[アクセス]
最寄駅
近鉄電車:東寺(徒歩10分) 各線:京都(徒歩15分)
駐車場
150台(毎月21日弘法市の日は駐車不可)
住所
京都府京都市南区九条町1
TEL
075-691-3325
地図
[コメント]
・東寺(とうじ)は、京都駅の南西徒歩圏にある世界遺産の古寺。面積約8.5haの広い境内の東南部に五重塔・金堂・講堂のある有料エリアがある。国宝の五重塔(1643 年再築)は均整がとれて美しく、54.8mの高さがあり、遠くからもよく見える。春秋の特別公開時に塔の初層(1階)内部が覗けるが、中には入れない(以前は入れた)。
・796年平安京造営に際し東寺が建立された。平安京の正門である羅城門の東側に位置したので東寺となった。境内全域が史跡。823年空海(弘法大師、774-835)に下賜され、官立寺院から真言宗寺院となり、教王護国寺(きょうおうごこくじ)と称した。現在の宗教法人としての名称も教王護国寺である。
・最初に金堂が建造され、下賜後の823年から講堂の造営が始められたが、完成したのは空海没後の839年であった。五重塔も工事が遅れ、883年に竣工した。
・五重塔以外に、金堂、大師堂(西院御影堂)、蓮花門、観智院客殿が国宝建造物。観智院は塔頭で、真言宗全体の勧学院の機能をもっている。
・また、諸堂に驚くほど多数の国宝・重要文化財が無造作に安置(展示)されている。東寺は、国宝25件・81点、重要文化財52件・23,603点を保有していて、常時公開されているもの以外の一部が、春または秋に宝物館で見ることができる。
・新型コロナ感染拡大を受けて、2020/4/22-5/6拝観休止となり、同月末まで延長、6/1再開となった。
[スポンサード リンク]
[金堂]
・金堂(こんどう)は東寺の本堂。南大門から入ると正面の堂宇。国宝建造物。当初の金堂は、空海に下賜する以前に造営されたが、1486年に焼失し、豊臣秀頼によって1603年に再建された。宋の様式を取り入れた天竺様と和様を合わせた桃山時代の建物。堂内に重要文化財の薬師三尊像が安置されている。本尊の薬師如来が中央に、右側に日光菩薩、左側に月光菩薩。
[講堂]
・講堂は、金堂の北側の堂宇。重要文化財建造物。空海が密教を学ぶ場として建造した。金堂や南大門と同じく1486年に焼失したが、1491年には再建された。大日如来を中心とする21体の仏像で構成される立体曼荼羅(りったいまんだら)が堂内を占めている。空海の想像した仏の集合世界を仏像群によって具現化したもの。迫力がある。
[東寺五重塔]
・五重塔は、約55mの高さがあり、18階建てのビルに相当する。 131mの京都タワーが竣工(1964/12/25)するまでは他を圧していた。平安時代中期の書かれた貴族向けの「口遊(くちずさみ)」では、大規模建造物を「雲太、和二、京三」として、出雲大社48m、東大寺大仏殿46m、京都御所大極殿27mとしていて、東寺五重塔は出てこない。塔は別枠扱いか、あるいは常識なので省かれたのかもしれない。
・現在でも、京都タワー、日本電産本社ビル101m(2003/4)、京セラ本社ビル95m(1998/7)、JR京都駅ビル60m(1997/7)、京都ホテル58m(1994/5)に次ぐ6位の高さである。日本電産と京セラのビルは市内南方のはずれの方なので、観光の点から見れば4位である。京都盆地を取り囲む山々の中腹から市内を見渡すと、この4つの建築物はすぐに判別できて、京都の大きさと各エリアの位置関係が把握できる。
・883年に完成した五重塔は1055年に焼失、1086年2代目再建、1270年焼失、1293年3代目再建、1563年焼失、1594年4代目再建、1635年焼失した。1644年現在の5代目の五重塔が徳川幕府によって再建された。
・4度の焼失は落雷や不審火によるものであり、地震で倒壊したことはない。これは塔の中心に立つ心柱(しんばしら)の周りに五重の層を積み上げた柔構造であるため。心柱は大日如来に見立てられていて、初層内部では心柱の四方に金剛界四仏が安置されている。
・五重塔奉納勧進写経を受け付けている。公式サイトから写経セット(2000円)を申し込むみ、写経を送ると五重塔に奉納される。食堂に写経の場(9:00~15:00)もある。令和5年(2023)は真言宗立教開宗1200年にあたるため、慶讃大法会の開催や慶讃大事業(建造物修理)の費用に当てられる。
[大師堂(西院御影堂)]
・大師堂は、西院は東寺の西北エリアにある築地で囲まれた別院。講堂と立体曼荼羅の造営を指揮した空海の住房を、その死後に佛堂としたもの。現在の建物は1380年の再建。
・御影堂(みえどう)と言うのは、弘法大師坐像(国宝)が安置されているため。不動明王坐像(空海念持仏、国宝)も祀られている。
・毎朝6:00から、一の膳、二の膳、お茶をお供えする、生身供(しょうじんく)の法要が行われる。大師堂は国宝建造物だが無料エリアにあり、自由に参観できる。
[宝物館]
・毎年、春と秋に開館する。宝物館の建物は年季があるというよりも古びている。
・春期特別公開 3月20日~5月25日  秋期特別公開 9月20日~11月25日
[観智院]
・観智院(かんちいん)は、北大門の北側(外側)にある東寺の塔頭寺院。1359年に創建された真言宗の勧学院(研究・教育施設)。
・1605年に再建された客殿(国宝建造物)の床の間には宮本武蔵筆の「鷲の図」が、横の襖には同じく武蔵筆の「竹林の図」が画かれている。両画とも墨が相当擦れてしまっている。宮本武蔵が吉岡一門との決闘に勝った後、観智院に3年間隠れ住んだときに画いたもの。
・客殿前の枯山水の「長者の庭」は2017年に創られた新しいもの。白砂利が敷き詰められていて、龍安寺の石庭を連想する。
・客殿の東側が本堂で、本尊のユニークな五大虚空蔵菩薩(重要文化財)が並んでいる。847年に唐から輸入されたもの。本堂の北側に茶室「楓泉観」がある。こじんまりとした庭を眺めると落ち着く。
[西寺]
・羅城門の西側には、東寺とほぼ同時期に西寺(さいじ)が建立された。律令制の下で、僧を管理する僧綱所(そうごうしょ)が置かれ、東寺のように特定の宗派とは無関係な役所的な寺だったので、律令制が崩壊すると衰退し、鎌倉時代に廃寺となった。
・1959年から発掘調査が始まり、講堂、金堂、廻廊、僧坊、食堂院、南大門等の遺構が確認されている。西寺跡(さいじあと )も史跡に指定されている。平安京の造営時には中心部は現在よりも西寄りで、内裏は現在の二条城の北西方向エリアにあった。
  
[スポンサード リンク]
[写真]
 
    
東寺(教王護国寺)の特色・休園日・開園時間・住所・電話番号・駐車場・地図・交通アクセス・イベント情報