京都市のお得な切符・フリーきっぷ・フリーパスは、地下鉄・バス・私鉄とそれらを組み合わせた多種類の企画乗車券が発売されている
京都市のお得な切符・フリーきっぷの解説
・京都はほぼ市全域が観光エリアなので、京都観光に使える公共交通機関のお得な切符の種類も多い。ただし、京都市都心部のメインの移動手段である京都市営地下鉄は烏丸線・東西線の2路線しかなく、駅から離れた観光スポットへの移動は、バスやタクシーあるいはレンタサイクルを利用することになる。京都市交通局発行のチケットは2021/10/1から値上げ。

・1日乗車券が各種あるが、代表は使い手のある地下鉄1日券(大人600円、旧京都市営地下鉄1dayフリーチケット)。都心部だけならこれ1枚で十分。京都市営地下鉄は、南北を結ぶ烏丸線(国際会館駅~竹田駅)と、東西線(六地蔵駅~太秦天神川駅)の2路線。京都市中心部の烏丸御池駅で接続・クロスする。

・観光目的でバスも利用したいなら、地下鉄・バス1日券(大人900円、旧京都観光1日乗車券)と連続2日用の地下鉄・バス2日券(大人1700円、旧京都観光2日乗車券)がある。2日券は2021/10/1廃止。地下鉄1日券に京都市バス全路線・京都バス(一部路線除く)・京阪バス(一部路線除く)の1日乗車券を加えた機能をもつ。地下鉄を利用しない人にはバス1日券(大人600円、旧京都市バス・京都バス1日乗車券カード)もある。こちらの利用できる路線は、京都市バス・京都バスの各均一運賃区間内で、地下鉄・バス1日券のバス路線の範囲より少し狭い。

・阪急沿線(およびその延長エリア)から京都を訪れる場合は、春秋限定で発売されるいい古都チケットが便利。地下鉄・バス1日券に阪急1日乗車券がプラスされた形。阪急京都線は烏丸駅で地下鉄烏丸線四条駅に接続している。

・叡電(えいでん)、嵐電(らんでん)、京阪大津線など京都市周辺部ローカル線の企画乗車券も選択に迷うほど多種類揃っている。叡電1日乗車券えぇきっぷは、叡山電車で京都市北東部の鞍馬・貴船へ行くのに便利。派生チケットの鞍馬・貴船1dayチケットもある。嵐電1日フリーきっぷは、京都市中心部と西部郊外の嵐山を結ぶ路面電車の1日乗車券。京都地下鉄・嵐電1dayチケットはその派生乗車券。京都・びわ湖チケットは、京都市営地下鉄と京阪大津線の1日乗車券。

・宇治・伏見方面の観光には京阪電車の宇治・伏見1dayチケットが便利。大阪市交通局の全線1日乗車券がついた大阪市交通局版もある。宇治市は京都市伏見区の南隣。

・毎年冬季と夏季の観光閑散期には、JR西日本を含む京都市内の主な鉄道・バスが1日または2日間乗り放題になる「歩くまち・京都レールきっぷ」が発売される。大人のみで小児用はない。

・関西住民に有用だった、有効期間内に日にちを分けて使用できるスルッとKANSAI 3dayチケットは、2016年度で販売を終了した。
・比叡山延暦寺への切符については別掲比叡山を参照。
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チケットの料金・メリット・類似乗車券との比較・留意点・注意事項などの解説および沿線観光スポット情報