ひょうごプレミアム芸術デーは兵庫県の文化施設(博物館・美術館など)が入館無料になる日
ひょうごプレミアム芸術デー
ひょうごプレミアム芸術デーとは | ひょうごプレミアム芸術デーは、兵庫県内の文化施設が入館無料になる日。芸術デーといいながら1週間設定されている。 |
趣旨 | 兵庫県民の芸術文化に触れる機会を充実するため、兵庫県発足の日である7月12日を中心に、県立文化施設での展覧会の無料開放や、劇場等でイベントを開催するもの(兵庫県の施策)。 |
実施日 | 2023年7月11(火)~17日(月・祝)[7月12日を含む1週間]の内で各施設が無料開放や記念イベントを実施する。 |
対象施設 | 兵庫県内の美術館・博物館など約90施設(下表は主要施設の対象日) |
内容 | 常設展のみ入場無料が多い。しかし企画展・特別展も無料になる場合や、イベント参加は無料だが入館料は別途必要になる場合もある。 |
詳細 | 兵庫県サイトまたは各施設の公式サイトで確認すること。 |
経緯 | ・第1回は2022年(2022/7/12-18)で、このときは無料開放は県立9施設のみで、ほかに劇場等でイベントが開催された。 ・第2回の2023年(2023/7/11-17)は、無料開放やイベント実施が県立以外の公立・民間施設にも一挙に広がったので、県民の認知度・参加度の高まりが予想できる。また、障害者や子育て中の人に配慮したイベントも開催。 |
背景 | ・慶応4年(明治元年)5月23日に、伊藤博文を初代知事として、兵庫津(現在の神戸港西部)周辺の幕府領を管轄する兵庫県が設置された(第1次兵庫県)。この日は新暦では1868年7月12日にあたる。日本では明治5年12月2日(1872年12月31日)まで旧暦を採用していたため、それ以前は西暦とは日にちのずれが生じる。 ・1868年7月12日の(第1次)兵庫県発足後、1871年12月31日(明治4年11月20日)全国行政区画の全面改正時に摂津西部5郡を統合し、兵庫県を設置(第2次兵庫県の発足)。1876年8月21日(明治9年8月21日)飾磨・豊岡(うち但馬全域と丹波2郡)・名東(うち淡路全域)の各県を兵庫県に編入統合してほぼ現在の県域が確定(第3次兵庫県の発足)。こうして摂津(西部)・播磨・但馬・丹波(西部)・淡路の五国からなる兵庫県が成立した。 ・兵庫県発足時の詳しい事情については、兵庫県立兵庫津ミュージアムで知ることができる。兵庫津ミュージアムは、2021年11月3日開館の初代県庁館と、2022年11月24日オープンのひょうごはじまり館からなる。 ・7月12日を兵庫県民の日にするには県議会による条例の制定が必要になるため、手続きを省いてひょうごプレミアム芸術デーを設置としたものと思われる。実質的には兵庫県民の日無料開放。 |
アクセス | 複数の施設を回る場合は、各種1日乗車券の利用がお勧め |
2023年度(令和5年度)ひょうごプレミアム芸術デーに無料公開される主要施設一覧
日程 | 神戸・阪神 | 淡路・播磨 | 但馬・丹波 |
7月6(木)~9(日) | あさご芸術の森美術館(企画展:播但貫く銀の馬車道鉱石の道と昭和のくらし展、および常設展) | ||
7月8(土)~17(月・祝) | 兵庫県立円山川公苑美術館(企画展:TajimaArt共生―前期:絵画・立体を中心に―) | ||
7月9(日)~11(火) | 日本・モンゴル民族博物館(館蔵品展シーズン1モンゴル民族衣装「デール」と創作衣装) | ||
7月11(火) | 南あわじ市滝川記念美術館玉青館(常設展) | ||
7月11(火)~14(金) | 兵庫県立兵庫津ミュージアム(常設展) | あかりの鹿児資料館(常設展、無料イベント:あかりの実演と火起こし体験) | |
7月11(火)~16(日) | 宍粟市歴史資料館(常設展) | ||
7月11(火)~17(月・祝) | 横尾忠則現代美術館(展覧会:横尾忠則 原郷の森、イベント:蓮沼執太サウンド・インスタレーション) 兵庫県立美術館(特別展:ある画家の肖像 金山平三、およびコレクション展) 兵庫県立人と自然の博物館(企画展:妖怪と自然の博物展) |
淡路市北淡歴史民俗資料館(常設展) 古代鏡展示館(兵庫県立フラワーセンター内) たつの市立室津海駅館(企画展:瀬戸内の魚たち~衣畑秀樹オイルパステル画展~) たつの市立室津民俗館(常設展) 兵庫県立考古博物館(常設展、7/15-16に無料イベント) |
浜坂先人記念館 以命亭(企画展) 兵庫陶芸美術館(特別展:デミタスカップの愉しみ) |
7月12(水)~15(土) | ピッコロシアター(劇場紹介:ピッコロで演劇に親しもう) | ||
7月12(水)~17(月・祝) | アガペ大鶴美術館(特別展:エコール・ド・パリの巨匠たちによるリトグラフポスター展、常設展) | 南あわじ市滝川記念美術館玉青館(特別展:銅鐸礼賛-地宝を訪ねて大阪1) | 丹波伝統工芸公園・立杭陶の郷(入園) |
7月12(水)~18(火) | 加古川総合文化センター(プラネタリウム無料) | ||
7月13(木)~14(金) | 赤穂市立民俗資料館(常設展) 赤穂市立歴史博物館(常設展) 赤穂市立美術工芸館田淵記念館(企画展:長安義信vs.長安雅山~祖父と孫との対決~) |
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7月14(金) | BBプラザ美術館(BBプラザ神戸) | ||
7月14(金)~16(日) | 笹倉鉄平ちいさな絵画館(企画展:絵で巡るヨーロッパの四季) | ||
7月15(土) | 尼崎市立歴史博物館田能資料館(無料イベント:田能資料館案内ツアー) 川西市郷土館(デザインマンホール写真展) |
丹波市立俳人細見綾子生家(入館) | |
7月15(土)~16(日) | 香美町立村岡民俗資料館まほろば(常設展) | ||
7月15(土)~17(月・祝) | 兵庫県立歴史博物館(特別展:海洋堂と博物館-フィギュア・ジオラマ・日本文化-)、無料イベント:展示室「みんなの家」ハンズオン・AR体験) 太子町立歴史資料館(常設展、特別公開) |
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7月16(日) | 明石市立文化博物館(常設展) | 兵庫県立コウノトリの郷公園(無料イベント:飼育コウノトリの給餌体験) 養父市立やぶ市民交流広場(無料イベント:やぶ市民交流広場オープンハウスYBファブのナツフェス!) |
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7月17(月・祝) | 竹中大工道具館(要入館料・無料イベント:大工道具にチャレンジ!) 神戸市埋蔵文化財センター(無料イベント:ホンモノの土器にさわってみよう!) 堀江オルゴール博物館(無料イベント:夏休みこどもプログラム) 西宮市貝類館(要入館料・無料イベント:ウミウシストラップを手に入れよう!) |
篠山城大書院(常設展) 丹波篠山市立歴史美術館(常設展) 丹波篠山市立青山歴史村(常設展) 丹波篠山市立武家屋敷安間家史料館(常設展) |
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8月3(木) | 兵庫県立芸術文化センター(無料イベント:佐渡裕芸術監督トーク&スーパーキッズ・オーケストラ ミニコンサート) |
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(注1)上記表には、常時無料公開施設は含んでいない。
(注2)関西では秋の関西文化の日(原則11月第3土日)の施設無料開放が定着している。ひょうごプレミアム芸術デーは利用者を兵庫県民に限定しているわけではないので、関西の人は毎年7月と11月に兵庫県内の文化施設を安価に回遊できる。
(注3)兵庫県のふるさと納税「ふるさとひょうご寄附金」の芸術文化振興コースに「ひょうごプレミアム芸術デー」開催応援プロジェクトがある。寄附額のうち2000円を超える部分について、一定の上限まで、原則として所得税・個人住民税から全額控除される。
(注4)各施設の営業情報に注意してください。また情報は変更されている場合があります。ご利用の際には公式サイト等で確認してください。
(注2)関西では秋の関西文化の日(原則11月第3土日)の施設無料開放が定着している。ひょうごプレミアム芸術デーは利用者を兵庫県民に限定しているわけではないので、関西の人は毎年7月と11月に兵庫県内の文化施設を安価に回遊できる。
(注3)兵庫県のふるさと納税「ふるさとひょうご寄附金」の芸術文化振興コースに「ひょうごプレミアム芸術デー」開催応援プロジェクトがある。寄附額のうち2000円を超える部分について、一定の上限まで、原則として所得税・個人住民税から全額控除される。
(注4)各施設の営業情報に注意してください。また情報は変更されている場合があります。ご利用の際には公式サイト等で確認してください。
無料・割引優待 |
・国際博物館の日(5/18) ・ひょうごプレミアム芸術デー(7/12) ・敬老の日・老人の日(9/15) ・KOBE観光の日(10/3) ・関西文化の日(11/第3土日) ・関西ぐるっとパス ・子どもファーストデイ ・京都きものパスポート ・伝統産業の日(春分の日) ・遊園地・テーマパーク ・動物園・水族館 ・庭園・植物園・展望スポット ・博物館・科学館・美術館 |
ひょうごプレミアム芸術デーに無料公開される観光文化施設のリスト