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ひょうごプレミアム芸術デーは兵庫県の文化施設(博物館・美術館など)が入館無料になる日
ひょうごプレミアム芸術デー
ひょうごプレミアム芸術デーとは ひょうごプレミアム芸術デーは、兵庫県内の文化施設が入館無料になる日。芸術デーといいながら1週間設定されている。
趣旨 兵庫県民の芸術文化に触れる機会を充実するため、兵庫県発足の日である7月12日を中心に、県立文化施設での展覧会の無料開放や、劇場等でイベントを開催するもの(兵庫県の施策)。
実施日 2025年7月9(水)~15日(火)[7月12日を含む1週間]の内で各施設が無料開放や記念イベントを実施する。
対象施設 兵庫県内の美術館・博物館など114施設(県立15、市町立75、民間立24)。下表に主要施設の対象日を掲載した。
内容 常設展のみ入場無料が多い。しかし企画展・特別展も無料になる場合や、イベント参加は無料だが入館料は別途必要になる場合もある。
詳細 兵庫県サイトまたは各施設の公式サイトで確認すること。休館日にも注意。
経緯 ・第1回は2022年(2022/7/12-18)で、このときは無料開放は県立9施設のみで、ほかに劇場等でイベントが開催された。
・第2回の2023年(2023/7/11-17)は、無料開放やイベント実施が県立以外の公立・民間施設にも一挙に広がったので、県民の認知度・参加度の高まりが予想できる。また、障害者や子育て中の人に配慮したイベントも開催。約90施設参加。
・第3回の2024年(2024/7/9-15)は、103施設が参加。兵庫県立美術館・兵庫県立人と自然の博物館・兵庫陶芸美術館ではナイト・ミュージアムを開催。障害のある人・子育て中の人に配慮したイベントも開催。
・第4回の2025年(2025/7/9-15)は、114施設が参加。兵庫県立美術館・兵庫県立人と自然の博物館・兵庫陶芸美術館ではナイト・ミュージアムを開催。障害のある人・子育て中の人に配慮したイベントも開催。
ひょうごプレミアム芸術デー設置の背景 ・慶応4年(明治元年)5月23日に、伊藤博文を初代知事として、兵庫津(現在の神戸港西部)周辺の幕府領を管轄する兵庫県が設置された(第1次兵庫県)。この日は新暦では1868年7月12日にあたる。日本では明治5年12月2日(1872年12月31日)まで旧暦を採用していたため、それ以前は西暦とは日にちのずれが生じる。
・1868年7月12日の(第1次)兵庫県発足後、1871年12月31日(明治4年11月20日)全国行政区画の全面改正時に摂津西部5郡を統合し、兵庫県を設置(第2次兵庫県の発足)。1876年8月21日(明治9年8月21日)飾磨・豊岡(うち但馬全域と丹波2郡)・名東(うち淡路全域)の各県を兵庫県に編入統合してほぼ現在の県域が確定(第3次兵庫県の発足)。こうして摂津(西部)・播磨・但馬・丹波(西部)・淡路の五国からなる兵庫県が成立した。
・兵庫県発足時の詳しい事情については、兵庫県立兵庫津ミュージアムで知ることができる。兵庫津ミュージアムは、2021年11月3日開館の初代県庁館と、2022年11月24日オープンのひょうごはじまり館からなる。
・7月12日を兵庫県民の日にするには県議会による条例の制定が必要になるため、手続きを省いてひょうごプレミアム芸術デーを設置としたものと思われる。実質的には兵庫県民の日無料開放。
アクセス 複数の施設を回る場合は、各種1日乗車券の利用がお勧め
公式サイト ひょうごプレミアム芸術デーサイト(兵庫県芸術文化課、2024/6/14オープン、2025/6/12リニューアルオープン)
2025年度(令和7年度)ひょうごプレミアム芸術デーに無料公開される主要施設一覧
日程 神戸・阪神 淡路・播磨 但馬・丹波
7月6(日)     あさご芸術の森美術館(淀井敏夫 没後20周年展 藤本イサム彫刻展)
7月9(水)~11日(金) 切手文化博物館(展覧会:2024年の切手)    
7月9(水)~14日(月) 尼子騒兵衛漫画ギャラリー
白髪一雄記念室(尼崎市総合文化センター
アガペ大鶴美術館(常設展)
アガペ・シャガール美術館(常設展)
   
7月9(水)~15日(火) 市立伊丹ミュージアム
兵庫県立人と自然の博物館(常設展)
横尾忠則現代美術館(企画展:横尾忠則の肉体派宣言展)
神戸市立博物館(2階コレクション展示)
フェリシモ チョコレート ミュージアム(小学生以下のみ無料)
兵庫県立兵庫津ミュージアム(常設展)
兵庫県立美術館(コレクション展Ⅰベスト・オブ・ベスト2025)
兵庫県立考古博物館(常設展)
宍粟市歴史資料館
西脇市岡之山美術館(企画展:にしわき横尾忠則コレクションⅤ)
うすくち龍野醤油資料館
三木美術館(企画展:青色、蒼色、紺色、藍色、碧色、縹色。この青はどの青?)
たつの市立龍野歴史文化資料館
たつの市立室津民俗館(常設展)
たつの市立室津海駅館(常設展)
あかりの鹿児資料館(常設展)
上郡町郷土資料館(企画展:上郡町合併70周辺記念・昭和100年記念 昭和レトロ・上郡写真展)
小野市立好古館(企画展:いなみ野学園能面部 能面作品展)
姫路市立美術館(常設展示:國富奎三コレクション)
加古川流域滝野歴史民俗資料館
民俗資料館まほろば
立杭 陶の郷
丹波市立柏原歴史民俗資料館・田ステ女記念館
浜坂先人記念館以命亭
兵庫県立円山川公苑美術館(企画展:兵庫県民公館コレクション展)
兵庫陶芸美術館(特別展:博覧会の時代-HYOGO発、明治の輸出陶磁- テーマ展:丹波焼の世界 Season9)
7月10(木)~11(金)   赤穂市立美術工芸館 田淵記念館(常設展:夏の茶道具の取り合わせ)
赤穂市立歴史博物館 塩と義士の館赤穂化成ミュージアム
赤穂市立民俗資料館(常設展)
加東アート館(常設展)
 
7月10(木)~15(火)   古代鏡展示館(兵庫県立フラワーセンター内)  
7月11(金) 兵庫県立美術館(屋外を巡るナイト・ツアー、事前申込み)    
7月11(金)~14(月) 笹倉鉄平ちいさな絵画館    
7月12(土) 川西市郷土館(常設展)
芦屋市立美術博物館(特別展:具体美術協会と芦屋、その後)
芦屋市谷崎潤一郎記念館
堀江オルゴール博物館(常設展示)
兵庫県立人と自然の博物館(ナイト・ミュージアム)
土のミュージアムSHIDO(特別展:草を噛み、泥をかき混ぜる)  
7月12(土)~13(日) ピッコロシアター(事前申込:ピッコロベイビー・プログラム) 加古川総合文化センター(プラネタリウム無料)
南あわじ市滝川記念美術館 玉青館(埋蔵文化財速報展)
上月歴史資料館(常設展)
平福郷土館(常設展)
丹波市立植野記念美術館(こわくて、たのしいスイスの絵本展 クライドルフ、フィッシャー、ホフマンの世界)
丹波市立氷上回廊水分れフィールドミュージアム
7月12(土)~15(火) 宝塚文化創造館すみれ♪ミュージアム 兵庫県立考古博物館(企画展)
兵庫県立歴史博物館(特別展:描かれたお城と城下町―築かれた城・理想の城・古城―)
丹波市立春日歴史民俗資料館
7月13(日) 相楽園
神戸市埋蔵文化財センター(ホンモノの土器にさわってみよう!)
古代鏡展示館(レプリカの銅鏡に触れる 兵庫県立フラワーセンター内)
兵庫県立歴史博物館(れきはく感謝祭)
丹波篠山市立歴史美術館(常設展)
丹波篠山市立青山歴史村(常設展)
丹波篠山市立武家屋敷安間家史料館(常設展)
篠山城大書院(常設展)
丹波市立俳人細見綾子生家(常設展)
7月20(日)     養父市立やぶ市民交流広場(無料イベント:やぶ市民交流広場オープンハウス YBファブのナツフェス!2025)
7月21(月・祝)   明石市立文化博物館(常設展 夏季特別展:そうぞうのかけら-砂で紡ぐたなかしんの物語- 事前申込み映画上映会)  
11月29(土) 兵庫県立芸術文化センター(内容未定)    
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(注1)上記表には、常時無料公開施設は含んでいない。
(注2)関西では秋の関西文化の日(原則11月第3土日)の施設無料開放が定着している。ひょうごプレミアム芸術デーは利用者を兵庫県民に限定しているわけではないので、関西の人は毎年7月と11月に兵庫県内の文化施設を安価に回遊できる。
(注3)兵庫県のふるさと納税「ふるさとひょうご寄附金」の芸術文化振興コースに「ひょうごプレミアム芸術デー」開催応援プロジェクトがある。寄附額のうち2000円を超える部分について、一定の上限まで、原則として所得税・個人住民税から全額控除される。
(注4)各施設の営業情報に注意してください。また情報は変更されている場合があります。ご利用の際には公式サイト等で確認してください。
ひょうごプレミアム芸術デーに無料公開される観光文化施設のリスト