観光・レジャー・ビジネスなどお出かけに誓える、首都圏・東京圏のエリア別お得な切符・フリーパス・フリーきっぷ一覧
エリア 内容
東京23区 ・一日乗車券など企画乗車券多数。中でもJRや東京メトロの1日乗車券は利用価値が高い。ビジネスや観光スポットの周遊、街歩きなど使い道は多い。おすすめはJRの都区内パス750円と東京メトロ24時間券(旧東京メトロ一日乗車券)600円。
・都内の博物館・美術館等を網羅したぐるっとパスもある。東京メトロまたは都営地下鉄一日乗車券とのセット券もあり、おすすめ。ぐるっとパスは博物館や美術館に興味のない人には縁遠い存在なので知られてないが、実はこのパスで動物園や植物園にも入園できる。
・丸の内シャトルなどの巡回バス・循環バスも、知名度は高くないが概ね乗車賃が安価または無料。
はとバスの定期観光バスは、コースの選択肢が極めて広く、料金もおしなべてリーズナブル。
多摩 ・多摩地域のお得な切符は少ない。
・京王電鉄の高尾山きっぷは、京王線・井の頭線各駅から高尾山口駅までの往復乗車券と、高尾山ケーブルカーまたはリフトの乗車券がセットになったもので人気がある。
・同じく京王電鉄の京王線・井の頭線一日乗車券は多摩地域を含む東京西部の探訪手段として使える。
横浜 ・横浜の観光スポットは、従来からの山下公園・中華街エリアに加えて、近年はみなとみらいエリアの集客力が特段に高まっている。みなとみらい線(横浜高速鉄道)はこの新旧観光エリアを縦断しているのでみなとみらい線1日乗車券とそれを含む企画乗車券は利用価値が高い。中でもJR線にも乗れるヨコハマ・みなとみらいパスはおすすめ。
鎌倉・江の島 ・鎌倉を回るのか、江の島に行くのか、両方回るのか、目的によって当然お得な切符が変わる。
・鎌倉・江の島エリアの企画乗車券を選ぶときは、JR、江ノ電、湘南モノレール、路線バスの組み合わせ方をよく考慮する必要がある。
・鎌倉の寺院は電車の駅から離れたエリアにもあるので、そこを訪れる交通手段は、路線バス、観光タクシー、レンタサイクルになる。
・江の島エリアの観光スポットは、江の島自体がメインで、他には湘南海岸公園(海水浴場)と新江ノ島水族館しかない。江の島については、自家用車で行って駐車場に停めて徒歩で回るか、江ノ電を使うアクセスが一般的。江の島周遊パスも各種発売されているので、滞在時間を考えて選択すると良い。
三浦半島 ・三浦半島は横須賀横浜道路が半島中央部を縦貫しており、車でドライブするのに便利なエリアであるが、電車とバスを利用して割安に回ることもできる。半島の西側(太平洋側)に鉄道路線がないことが最大のネックで、この三崎口~逗子間は路線バスを利用するしかない。
・京急の三浦半島1DAYきっぷ三浦半島2DAYきっぷが自由度が高くおすすめ。三崎エリアでのレジャー利用に使えるみさきまぐろきっぷもまぐろ食事券がついてて人気がある。夏季はみうら海水浴きっぷが発売される。
箱根 ・箱根エリアは観光開発が進み、リゾート地としては域内交通手段が豊富で、車でなくても回遊しやすい。箱根の公共交通機関は、登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、路線バス、遊覧船とバラエティーに富んでいて、自家用車で回るのとはまた異なった楽しみ方ができる。
・日帰りで箱根観光を楽しむ場合、箱根登山鉄道沿線中心なら電車・ケーブルカー1日乗車券(トコトコきっぷ)、芦ノ湖畔にも行きたいなら箱根旧街道・1号線きっぷがお手頃。箱根に1-2泊して周遊するなら箱根フリーパスが定番。
伊豆 ・伊豆半島は首都圏からドライブなら日帰りも可能な行楽エリアだが、鉄道路線は限られているのでフリーきっぷで周遊するなら1-2泊した方がいいだろう。
・各種あるフリーきっぷも、いずれもバス利用を前提としたものになるので、バスに酔う人は難しい。伊豆2日用フリーきっぷに南伊豆フリー乗車券(JR東日本)があるが、伊豆急行線の伊東駅~伊豆急下田駅間が全線乗り降り自由なので結構楽しめる。
房総(千葉県) ・房総エリアの1日乗車券は、ローカル線の小湊鉄道(こみなとてつどう)・いすみ鉄道・銚子電鉄が発売している。房総半島中部にある小湊鉄道といすみ鉄道を乗り継ぐ房総横断乗車券という変り種チケットもある。
・房総を周遊するなら2日用フリーきっぷの南房総フリー乗車券またはサンキューちばフリー乗車券 がおすすめ。いずれも期間限定。
川越 小江戸川越は、江戸の風情を今に伝える川越藩17万石の城下町の通称。現在でも江戸期の建造物が多く保存されていて、東京近郊の観光都市になっている。
・川越観光用フリーきっぷとして、東武の小江戸川越クーポンと西武の小江戸・川越フリークーポンがある。両者とも往復乗車券+フリーエリア内バス1日乗車券の形。内容は大差ない。
秩父 ・秩父エリアのフリー切符を利用した観光は、秩父鉄道の利用が中心になる。
・秩父鉄道が1日乗車券を2種発売している。全線乗り降り自由の秩父路遊々フリーきっぷと、秩父本線の西側約3分の1だけ乗り降り自由になる、ぶらり!秩父・長瀞おでかけきっぷ。
秩父フリーきっぷの一種のながとろ満喫きっぷは安価で、長瀞渓谷周辺観光だけが目的ならこれで十分。
筑波山 ・筑波山は、茨城県つくば市にある山。早春は梅、春はつつじ、秋は紅葉の名所。女体山(標高877m)と男体山(標高871m)の2つの峰がある。登山道が整備されている他、男体山には筑波山ケーブルカー、女体山には筑波山ロープウェイがあり、誰でも容易に山頂まで登ることができる。
筑波山きっぷは、つくばエクスプレス線を利用し、同各駅からつくば駅を経由する筑波山周遊の切符。ケーブルカー、ロープウェイとも乗り降り自由で便利。
首都圏(広域) ・首都圏の万能型のお得な広域きっぷはない。ただしJR東日本は広域フリー切符を2種類発売している。一つは休日おでかけパスで、土日祝等に利用できる東京圏の1日乗車券。もう一つは週末パスで、JR東日本の管内の大半を含むエリアで土日祝に利用できる2日間有効の企画乗車券。
・JRグループの青春18きっぷ秋の乗り放題パスも、季節限定切符であるが知っておいて損はない。
遊園地・テーマパーク ・東京ディズニーリゾートをはじめとして、遊園地やテーマパークなどのレジャー施設によっては、入場券と電車の往復乗車券(または1日乗車券)とのセット券がある。
・チケットによってはかなり割引率が高くお得なものもある。使用条件がついている場合があるので、事前によく確認する必要がある。
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