新神戸駅裏山山頂のハーブ庭園と景勝地布引の滝を回る散策モデルコース
基本ルート 解説
概要(下記時間は目安) ・新幹線新神戸駅の裏山にある展望スポットでもある神戸布引ハーブ園と、古代から知られた布引の滝を巡る散策コース。半日コースを基準として、各種の1日コースに拡張できる。都心の鉄道駅からすぐに森林浴ハイキングができるところは他にない。
・行きはロープウェイで山頂まで登り、ハーブ園内を散策しながら降り、布引の滝とダム湖を回って帰る。逆に滝とダム湖を巡ってから、ハーブ園内を登り、山頂駅からロープウェイで麓まで降りてもいいし、体力に自信があれば、ロープウェイを利用せずに終日ハイキングするのもあり。
・オプションのプランをいくつか提示しているが、採用すれば当然他のスポット滞在時間にしわ寄せがくる。
9:40スタート|JR新幹線・地下鉄新神戸駅 ・地下鉄新神戸駅からは、南口改札から出て超高層ビル・新神戸オリエンタルシティのエレベーターで1Fまで上がり、西隣の神戸布引ロープウェイの山麓駅まで徒歩5分。新幹線新神戸駅からは、新神戸オリエンタルシティの3Fまで連絡通路を通り、1Fまでエスカレーターで降りて西隣の神戸布引ロープウェイの山麓駅まで徒歩5分。
・時間に余裕があれば、JR新神戸駅2F改札口の前に観光案内所があるので、布引ハイキングマップをもらっておくとよい。営業時間は9:00~18:00。
・ロープウェイは始発の9:30以降、約30秒間隔で6人乗りゴンドラが発車する。山頂駅までの乗車時間は、風の丘中間駅を経由して約10分。
・ロープウェイで上昇中に、ゴンドラから見て右手に布引の滝(雄滝)が、次に左手に五本松ダムと布引貯水池が見える。神戸の港や市街地は山頂についてからいくらでも見ることができる。
・山頂駅で降りるとすぐハーブ園。ロープウェイの片道料金にハーブ園の入園料が含まれている。開園は10:00なので始発のロープウェイで登るとしばらく待つことになる。
10:00|神戸布引ハーブ園 ・標高417mの世継山(布引山)の南斜面を開発した約16haの園内に、ショップ、レストラン、ホールなどの施設と、12のテーマ別の庭園(温室を含む)がある。庭園と展望の複合施設。
・ハーブ園入口と、風の丘中間駅のそばにある下側の南ゲートまでの標高差は約130mで、35階建てのタワーマンションぐらいの高低差がある。後戻りしないように、上から順に観賞しながら降りることをお勧めする。
・昼食をとる時間込みで、滞在時間は3時間程度を見込む。昼食場所は、山頂展望エリアの展望プラザ2Fのレストラン、中途のグラスハウスエリアにあるカフェラウンジ、お弁当持参なら中間駅近くの風の丘芝生広場。風の丘芝生広場の下のオープンカフェで売ってるラベンダーソフトクリームはラベンダーの強い香りがする。
・オプショナルプランA:ハーブガイドツアー、11:00~、13:30~、14:30~、内容は異なるが各回45分で料金は無料。14:30からの回はハーブガーデンを巡るツアーなのでお勧め。
13:00|布引貯水池 ・ハーブ園の南ゲートを出て右折すると100m先左手に降りる小道がある。急勾配の細い道を降りると緑色の大池がある。これが布引貯水池で、1900年に完成した神戸市の水道施設。布引五本松堰堤(ぬのびきごほんまつえんてい、堰堤はダムのこと、五本松ダムとも布引ダムとも呼ばれる)によって布引谷川(生田川の源流の一つ)をせき止めている。重要文化財(布引水源地水道施設の一つ)。
13:20|みはらし展望台 ・五本松ダムからハイキングコースを南下すると、標高160mレベルのみはらし展望台がある。三宮周辺と沖合いのポートアイランド、さらに海の向こうに紀伊半島を望む。ベンチと市民トイレがある。
13:30|布引の滝 ・みはらし展望台から南下すると、三叉路に至るからUターン気味に右折して布引の滝方向に進む。おんたき茶屋を経て、雄滝に着く。布引の滝は、布引渓流にある4つの滝(雄滝、夫婦滝、鼓ヶ滝、雌滝)の総称。落ちる水が白い布をさらしているように見える。最大の雄滝は落差43mあり、雄滝の滝壷から流れ出ている二又の滝が夫婦滝。次の鼓ヶ滝は鼓の音がするということだが、木々に阻まれてわかりにくい。さらに南下すると落差19mの雌滝がある。
・布引渓流(生田川中流域)は、環境省選定の名水百選に選ばれている。神戸市はペットボトル「神戸布引渓流」を、JR三ノ宮駅南側の神戸市総合インフォメーションセンターと水の科学博物館の2ヵ所で販売している。500ml1本100円。
14:00エンド|新幹線新神戸駅 ・雌滝から道なりに進むとJR新神戸駅の裏に出る。ホームの下を通って駅の表側1Fレベルに着く。
オプショナルコース:α ・神戸ビーフ館:新神戸オリエンタルシティ3Fにある神戸ビーフや但馬牛のPR施設。入場無料だが、狭くて内容に乏しい。営業時間11:30~21:00。神戸ビーフレストランを併設している。ランチもディナーも同価格で、値段は高め。
オプショナルコース:β 竹中大工道具館:新神戸駅近くの住宅街にある、建設大手の竹中工務店が運営する企業博物館。大工道具の歴史・種類・しくみがわかるユニークな専門博物館。月休、9:30~16:30、入館料500円。工作などの体験型イベント(有料)には参加せず、一通り見学するだけなら所要時間は1時間ほど。
オプショナルコース:γ 北野異人館街:新神戸駅から徒歩10分~。新神戸オリエンタルシティ前の道(東向き一方通行の北野通り)を西へ向かう。異人館エリアは広いので滞在時間はお好みで。雰囲気が知りたいだけなら、神戸市営の風見鶏の館と萌黄の館を見れば十分。北野坂を下れば各線三宮駅に至る。
・布引の滝のハイキングを延長したい気分なら、新神戸駅に着く直前に背山散策路への分岐に進むと山際の道を辿って1.1kmで北野異人館街に至る。うろこの家の裏を通って、北野天満神社の参道に出る。北野天満神社は北野の展望スポット。
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(注1)短距離のハイキングでも、はきなれた靴はもちろん、飲料水・帽子・タオル・地図・虫除けスプレー・日焼け止め・雨具は必須。カメラ(スマホ)と双眼鏡もあった方がいい。
(注2)掲載情報は変更される場合があります。ご利用の際には各交通機関または施設の公式サイトで確認してください。
神戸観光モデルコースその2:神戸都心部のハイキングモデルコース