エコファミリー制度は神戸市交通局による休日の家族優待制度
項目 神戸市エコファミリー制度の説明
適用日 土日祝(通年) 夏休み(7/21-8/31) 冬休み(12/25-1/7)
対象者 運賃を支払う大人(中学生以上)1人につき、小児(小学生以下)2人まで無料
対象交通機関 神戸市営地下鉄、神戸市バス、ポートループシティーループなど
対象外交通機関 ポートライナー、六甲ライナーなど
内容 休日等に神戸市営地下鉄・バス等を利用する大人に同伴する子供の運賃が、その都度申告によって無料となる。
特徴 ・神戸市エコファミリー制度は、神戸市交通局の公共交通利用促進策に一つ。これによってマイカーから公共交通への利用転換と、交通渋滞の緩和を狙っている。
・適用日には夏休みと冬休みも含まれる。利用者が神戸市民に限定されているわけではないので、神戸を訪れる観光客は是非ともしっておくべきお得な情報
・大人1人につき、小学生以下2人まで無料になるので、夫婦2人なら子供4人まで無料になる。またこの制度では大人料金を支払う中学生以上が大人とみなされるので、中学生と小学生の兄弟などといった利用方法もある。
・大人運賃については、地下鉄1日乗車券市バス・地下鉄1日乗車券など神戸市交通局の各種企画乗車券の利用も可能。うまく利用すれば、家族単位の休日の神戸市内の移動費用は極めて安価になる。
利用方法 ・地下鉄の場合、大人分の乗車券を駅窓口で提示し、「エコファミリー」と申告して小児用無料乗車券を受け取る。北神急行電鉄も神戸市営地下鉄に吸収されるまで対象だった。
・バスの場合、降車時に大人分の運賃を支払う時に「エコファミリー」と申告する。
・いずれの場合も、大人と子供が一緒に行動することが必要。
(参考)地下鉄海岸線中学生以下フリーパスについて ・海岸線中学生以下フリーパスは中学生以下を対象とする海岸線(三宮・花時計前駅~新長田駅)限定の無料パス。2017/7/1から社会実験として行ってきたが、2023/4/1から本格実施。要申込み、かつ半年毎の更新が必要。
・申込方法:地下鉄 谷上・ 三宮 ・新長田・ 名谷 ・ 西神中央の各駅、阪神電鉄御影駅、神戸電鉄湊川駅、神戸駅前定期券発売所、イオンモール神戸南 、こべっこランドのいずれかで保護者が申込手続きを行う(要対象者の証明書)。
・海岸線限定だが、中学生以下なら保護者の同伴なしに地下鉄が無料で乗り降り自由となる。
神戸交通振興バスの消滅とエコファミリー制度対象の拡大 ・神戸交通振興バスは、神戸市交通局の保有する交通事業会社。バス事業が主体で、都心部遊覧バスのシティループもここが運行している。山手線は、三宮駅と神戸駅を山手幹線経由で結ぶ巡回バスで、観光には適さない。観光用のシティループにはエコファミリー制度は適用されなかった。
・2022/3/31、神戸交通振興株式会社は全事業を終了し解散し、翌2022/4/1からシティーループと山手線の運行を神姫バスに移管した。
・一方、2020/4/1から神姫バス全線で神戸市と同様のエコファミリー制度がはじまっていた。このため、2022/4/1にシティーループと山手線の運行を神戸交通振興(株)から神姫バスに移管したことで、神姫バスのポートアイランド線・神戸市普通区エリア(神戸市バス共同運行路線24・71・75系統・ポートループ・山手線を含む)・シティーループが全てエコファミリー制度の対象となった。
・エコファミリー制度の主体は神戸市と神姫バスの2者であるが、地下鉄・バス利用者はそのことを気にせず、同一サービスを受けられるようになった。
北神急行電鉄について ・北神急行電鉄は阪急阪神ホールディングスの子会社。新神戸駅~谷上駅の全線トンネル1区間のみ運行している(北神線)。1区間のみだが、六甲山表側の新神戸駅で神戸市営地下鉄山手線に接続し、六甲山裏側の谷上駅で神戸電鉄に接続しており、六甲山を通り抜ける電車路線とういう点では重要。
・2020年6月1日に神戸市が阪急電鉄グループから買収し、地下鉄北神線となった。
発売場所 ・実券の販売はない。鉄道の場合、駅窓口で申告して小児用無料乗車券を受け取る。バスの場合、降車時に大人運賃を支払う時に申告する。
公式サイト 神戸市交通局
情報は変更されている場合があります。ご利用の際には公式サイト等で確認してください。
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